スモールチームにピッタリ!イベントマーケティングツール5選

January 26, 2023

コロナ禍でマーケティング業界もたくさん影響を受けましたが、その中でも顕著だったのがイベントマーケティングのエリアです。特にオフラインイベント担当の方々はデジタルに移行したり、戦略を180度かえたりと色々な変化があったことと思います。感染状況が改善し経済活動が復活の兆しを見せている欧米では2022年〜大規模展示会などを含む一部のオフラインイベントを再開する予定でいますが、遠方からの参加者をオンライン参加にするなど、元通りとはいかないようです。しかしタッチポイントがほぼオンラインになった今、オンラインイベントでパーソナルな関係を築くことは高いエンゲージメントにつながる大事な手段でしょう。今回はオンライン・オフライン・ハイブリッドイベントで役立つ、今話題のイベントマーケティングツールをご紹介したいと思います。無料トライアルや安価で始められるツール、小さいマーケティングチームでも十分有効的に使っていただけるものばかりです。まだ日本語化されていないものもありますが、ぜひご参考にしてください。


Splash

イベント関連も全てMA内で行っている方も多いかと思いますが、もう少し凝ったデザインで素早くランディングページを作りたい、イベントサイトを簡単に作って参加者管理などをしたい、という方におすすめです。Splashではカンファレンスなどのチケット制オフラインイベントはもちろん、ZoomやOn24を使用したオンラインイベントも管理することができます。様々なプラットフォームとインテグレーション可能なので既存のツールと組み合わせてご使用いただけます。
利点はなんといっても、短時間でオンブランドのランディングページが作れることでしょう。オンサイトイベント用にアプリもあり、イベント当日のチェックインやバッジ管理機能などもついています。また、レポーティングもついているのでイベント管理は一貫してSplash上で行うことができます。基本的な機能が全て揃っており、無料から始めることもできるので小さいマーケティングチームにぴったりのツールだと思います。



Bizzabo

Bizzaboは更に洗練されたイベント管理ツールで、2021年のThe Forrester Wave™: B2B Marketing Events Management Solutions, Q1 2021ではCventやHubbと一緒にリーダーとして位置づけられています。小規模から大規模イベントまで、そしてオンライン、オフライン、ハイブリッドなど様々なイベントタイプにも対応できるツールです。スピーカーやスポンサー管理も一括してBizzaboのプラットフォームでできるのも大きな魅力でしょう。ランディングページも簡単に組み立てられますし、レポーティング機能も充実しているため重要な指標を一目で確認することができます。 Splashよりは費用がかかりますが、中〜大規模イベントを計画中の方や、定期的にイベントを行うチームにピッタリなツールでしょう。現在グローバル展開真っ只中のため、これからも期待が持てそうです。


Slido

Slidoは会議やカンファレンスなどでQ&Aや投票などを行えるサービスです。ウェビナーやオンラインカンファレンスの際、イベントコードを共有するだけで簡単にチャット感覚で参加者と双方向コミュニケーションができます。匿名設定(管理画面では誰かわかるがイベント参加者には匿名で表示)もできるため、大人数の場でもディスカッションを広げることができます。また、画像のようにWord Cloud機能を使って参加者全体が気になっているテーマを簡単に可視化することも可能です。SlidoはPowerpointやGoogle Slideなどとインテグレーションをしているため、講演画面上でシームレスに、リアルタイムに参加者とコミュニケーションを取ることができます。また、イベント終了後管理画面からインタラクションの詳細を確認することができるため、取りこぼしてしまった質問等があれば特定の参加者にフォローアップすることも可能です。参加者100人、各イベントにつき投票3つまで、Q&A制限なしのプランは無料で使用することができルので是非次回のウェビナーやオンラインイベントに取り入れてみてはいかがでしょうか。

Slido Word Cloud
引用: Slido公式ブログ 35+ Word Cloud Examples for Your Meetings and Events


Social Tables

Social Tablesはオフラインイベント用のツールで、会場のダイアグラムと参加者管理が簡単にできるのが魅力です。エクセル等でイベント会場のダイアグラムを作ってらっしゃる方も多いのではないのでしょうか?エクセルでも対応できますが人数の変更などがあった際に毎回編集するのは手間がかかりますよね。Social Tablesでは簡単にダイアグラムを作れる上に、3Dでレンダリングすることもできるため、イベント会場内の距離感などをわかりやすく再現してくれます。このツールは無料で始められるので、次のオフラインイベントの際にぜひ使ってみて下さい。

Socialtables Event Management System
引用:Socialtables公式サイト Event Management System
Socialtables Event Management System
引用: Socialtables公式サイト Event Management System


Canva

もうお馴染みかもしれませんが、Canvaはイベントのみならずいろいろな場面で活用できるグラフィックデザインツールです。イベントでは何かと小物のデザインがありますよね。イベント開始直前にスピーカーが変更になりソーシャルバナーの変更をしなければいけない、案内板のデザインが急遽必要になった…などイベントでありがちの場面でもクリエイティブチームが対応するのを待つことなく、 Canvaで対応することができます。クリエイティブチームのガイドラインをくクリアしたテンプレートを用意しておけば必要時にCanvaでさくっとデザインをすることができます。無料で始められるので、まだ使ったことのない方はぜひチェックしてみてください。

Canva Functions
引用: Canva公式サイト 機能


いかがでしたか?イベント管理はその形態に問わず細かいチェックリストが多く時間も手間もかかりますよね。すでにご使用中のツールもあったかと思いますが、今後のイベントの際に是非ご参考にしていただけたら幸いです。

Iku Hirosaki
Iku Hirosaki
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廣崎 依久
取締役 兼 COO | Board Member and Chief Operating Officer

株式会社マルケト(現アドビ株式会社)にてインターン終了後、渡米。シリコンバレーのEd Tech企業、Courseraにてフィールドマーケティング及びエンタープライズマーケティングオペレーションに従事。その後シンガポールに渡りDSPベンダーのMediaMathにてAPAC地域のフィールドマーケティング及びマーケティングオペレーションを担当。01GROWTHでは教育サービスの開発に加え、国内外のコンサルティング業務を行う。著書に「マーケティングオペレーション(MOps)の教科書 専門チームでマーケターの生産性を上げる米国発の新常識」(MarkeZine BOOKS)と、レベニューオペレーション(RevOps)の教科書 部門間のデータ連携を図り収益を最大化する米国発の新常識(MarkeZine BOOKS)がある。

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