ランディングページの最適化に終わりはありません。見出し、メディアコンテンツ、CTAの内容や位置など全ての要素がコンバージョン率に影響する上、キャンペーン実施時期や情勢、トレンドなど外部要因も複雑に絡み合います。
ランディングページ(以下LP)は、分かりやすいCTA(Call To Action)を伴い、直接的にユーザーからのアクションを導く最も効率的なマーケティングツールの一つです。LPのパフォーマンスの良し悪しはそのままビジネスパフォーマンスに直結することになります。LPのクオリティを担保するために重要な要素を以下で確認していきましょう。
1. 構造とデザイン
LPの役割はCTAボタンからユーザーにアクションを起こしてもらうこと。ただし、LPには様々な経路からあらゆる粒度のモチベーションを持ったユーザーが流入してくるため、CTAボタンに辿り着いてもらう事が第一の難関となります。出来る限り多くの情報を閲覧して頂けるように文章構成を考えるだけでなく、見つけやすい位置にCTAボタンを配置すること、さらには、そこから確実にアクションにを起こしてもらうべく、外部への離脱要素となり得る外部リンク等の貼り付け位置には細心の注意を払うようにしましょう。
2. 魅力的なヘッドライン(見出し)
LPのトップで最も目立つ見出しはユーザーの興味を最大限に刺激し、もっと知りたいと思わせるものでなければなりません。必ずしもあなたがアピールしたいことではなく、オーディエンスに響く見出しにしましょう。ただし、後に続く詳細の説明(サービス概要や事例など)が見出しの内容に沿っている事が大前提ですから、いわゆる「釣り」となるほどに極端な謳い文句は、信用を落としかねないという意味でもおすすめできません。
3. コールトゥアクション(CTA)
まずはLPに訪れたオーディエンスに期待するアクションを明確にした上で、以下CTAの例の中からビジネスに合ったものを選択しましょう。
4. ケーススタディとユーザーレビュー
ニーズが顕在化していないユーザーをアクションに至らせるには、提供される商品やサービス内容をリアルに想像してもらう必要があります。LPの中に分かりやすい成功事例やユーザーレビューを掲載してポジティブなイメージを持ってもらいましょう。
5. 資格や証明などの掲載
魅力的な情報やデザイン性の高いウェブサイトで興味を持っていただいても、実際に契約に至らなければこれまでの努力が台無しになります。そのため、信頼に足る組織であることを証明できる情報を掲載することは必要不可欠です。会社の基本情報やプライバシーポリシー、取得した証明書や資格など、使用可能な公式情報は必ず掲載しましょう。
6. メディアコンテンツ
一般的に人間の五感による知覚の割合は視覚だけで8割だと言われていますが、実際にテキストだけで物事を伝えるのは至難の業です。キャッチーな見出しと合わせて、印象に残りやすい写真や動画などのメディアコンテンツを適宜散りばめましょう。
7. ページのロード時間
意外と見落としがちなのがユーザビリティです。コンテンツの内容やCTAの位置同様に離脱の原因になってしまうのがページ表示速度の遅さです。Googleによると表示速度が1秒から3秒に落ちると直帰率は32%上昇、1秒から10秒に落ちると123%上昇するそうです。特に注意が必要なのは容量が重い画像や動画。ページの読み込みスピードを落とさないように最適化しましょう。
実際にLPを制作する際、重要となるのがツール選びです。自社サービスや今後の方向性、自分自身の立場(ブランド担当者または代理店側など)やプライオリティ(価格、デザイン性、多機能性、カスタマイズの柔軟性、その後のマーケティングアクティビティなど)によって使用するツールを使い分けましょう。
コスパにこだわるならOptimizePress
OptimizePressは、WordPress専用プラグインであるため、その他ソフトウェアより手頃な価格で利用可能なコスパ抜群のツールです。2021年現在3作リリースされており、OptimizePress3はゼロから再設計された最高レベルのビジュアル編集機能を備えているため使い勝手も抜群です。また、コンバージョン最適化のテンプレートも豊富に備えており、ウェビナーページ、リード獲得ページ、セールスページ、メンバー登録ページなどあらゆる場面での活用が期待できます。
主な特徴
デザイン性重視ならInstapage
デザイン構築に拘りたいなら業界でも最高レベルのビジュアルエディターが搭載されているInstapageがおすすめです。商品ローンチ、予約ページ、ウェイティングリスト、ウェビナー登録、入会申し込み、デモ依頼、アプリダウンロード、トライアルサインアップ、アポイントメントなど、様々な目的に応じたテンプレートが豊富です。また、広告の種類に応じてLP内のコピーを自動変換するダイナミックテキスト機能も魅力的です。
主な特徴
マーケティングオートメーションまで一括管理のGetresponse
GetResponseは優れたLP構築機能だけではなく、Eメール・マーケティング/オートメーション・プラットフォームとして知られています。事前に選択されたテンプレートに基づいて、数回のクリックで本格的なセールスファネルを作成することができるのが他のソフトウェアと一線を画すポイントです。
主な特徴
LP構築が完了したら、ツールの機能を活用しながらコンテンツやボタン配置を継続的に最適化し、コンバージョン率の改善を図りましょう。実は構築フェーズよりもこの運用フェーズが最も重要。以下のポイントを踏まえて継続した最適化運用を行っていきましょう。
まとめ
一時的な期間限定キャンペーンLPを構築する場合を除き、LPの最適化に終わりはありません。見出し、メディアコンテンツ、CTAの内容や位置など、全ての要素がコンバージョン率に影響する上、キャンペーン実施時期や世の中の情勢、トレンドなど外部要因も複雑に絡み合います。ユーザー目線で運用していくためにも、自社ビジネスとゴールに合ったツールを見つけ、テクノロジーを最大限に活用していきましょう。