営業チームの効率化を支える11x.aiのAI

November 14, 2024

はじめに

現代のビジネス環境では、営業チームが効率的かつ効果的に業務を遂行するために、セールステックや生成AI(GenAI)の活用が不可欠です。特に、レベニューオペレーション(RevOps)とセールスイネーブルメントの分野では、AI技術が業務の自動化を加速させ、営業プロセス全体を最適化しています。11x.aiは、こうしたニーズに応えるため、GTM(Go-to-Market)チーム向けに自律型AIデジタルワーカー「Alice」と「Jordan」を提供しています。

本記事では、11x.aiが提供する製品の概要、主要機能、特長とポジショニング、そして実際のレビューについて詳しく説明します。 

製品概要と主要機能

11x.aiが提供する主要なデジタルワーカーであるAliceとJordanは、RevOps(レベニューオペレーション)やセールステックを駆使し、営業チームを支援しています。どちらも中小企業から大企業まで幅広く活用されており、効率的な営業プロセスの実現によるコスト削減が大きな強みです。詳しく見ていきましょう。

Alice: AI営業開発担当者(SDR)

Aliceは24時間365日稼働し、効率的なリード生成とフォローアップを行い、営業チームの生産性を大幅に向上させます。主に以下のような特徴を持っています。

- 新規リードの発掘とリサーチ:Aliceはリアルタイムで世界中の潜在顧客を特定し、理想的な顧客プロファイルに基づいて優先順位をつけます。こうすることでプロセスが効率化され、営業担当者は迅速にターゲットにアプローチすることができます。

- パーソナライズ:Aliceはリードの情報や企業データを活用し、カスタマイズされたメッセージを自動で生成できるためエンゲージメント率を向上し、他社との差別化が可能になります。

- 自動フォローアップ:Aliceは自動でフォローアップを実行し、商談をスムーズに進行します。フォローアップはもちろん、商談の追加やスケジュール管理も自動に行うため、営業担当者はより重要な業務に集中できます。これはインサイドセールスの効率化にも寄与します。

- マルチチャネル対応:AliceはメールやLinkedInなど複数のチャネルを統合し、一貫したメッセージを提供することができます。 

Jordan: AI電話担当者

Jordanはインバウンドおよびアウトバウンドの電話対応を自動化し、リードにいち早く対応します。その特徴を詳しくご紹介しましょう。

- 即時対応:Jordanは数秒内にリードを呼び出し、その適格性を判断しCRMを自動更新するためセールスイネーブルメントやインサイドセールスのチームの時間を効率活用できるようになります。

- スケーラビリティ:Jordanは1時間に100万件以上の連絡先を処理することができます。

- 多言語対応:Jordanは30以上の言語で会話が可能で、適切なコミュニケーションスタイルを提供することができます。- 継続的な学習:Jordanはフィードバックを基に継続的に学習し、新しい情報を取り入れて最適化した対応を実現します。

- CRM更新とフォローアップ:Jordanは終話後に自動的にCRMを更新し、会議のスケジュール設定やフォローアップのメール送信を行うため営業チームの業務を効率化し、次のアクションへの移行を迅速化します。

 

製品レビュー

11x.aiの「Alice」は、ユーザー企業から非常に高い評価を受けています。レビューの概要は以下の通りです:

  • 営業プロセスの大幅な改善:多くのレビューでは、Aliceが営業チームのアウトリーチ戦略を根本的に変革し、効率的に新規リードを発掘・フォローすることで、営業担当者がより多くの時間を顧客とのミーティングに費やせるようになった点が強調されています。
  • 高いエンゲージメント率:Aliceのパーソナライズ能力により、エンゲージメント率が大幅に向上し、リード転換率が増加していることが評価されています。
  • 統合と効率化:Aliceを導入することで、複数のプラットフォームを一つに統合できた結果、営業の効率が大きく向上したという声もあります。
  • 持続的なサポートと24/7稼働:Aliceの24/7の稼働が、常に営業活動を継続的にサポートし、営業チームが重要な業務に専念できるようになったと評価されています。

まとめ

11x.aiの「Alice」と「Jordan」は、営業支援と電話対応を自動化することで、企業のGTMプロセスを効率化し、生産性の向上を支援する強力なツールです。これらの製品は、企業が営業効率を高め、持続的な成長を実現するための重要なパートナーとして、多くの企業から高く評価されています。11x.aiのようなデジタルワーカーの需要はこれからさらに増えていくことは間違い無いでしょう。コスト削減と業務の簡素化を通じて、現代のビジネス環境で求められるスピードと柔軟性を提供するデジタルワーカーに注目が集まります。

Iku Hirosaki
Iku Hirosaki
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廣崎 依久
取締役 兼 COO | Board Member and Chief Operating Officer

株式会社マルケト(現アドビ株式会社)にてインターン終了後、渡米。シリコンバレーのEd Tech企業、Courseraにてフィールドマーケティング及びエンタープライズマーケティングオペレーションに従事。その後シンガポールに渡りDSPベンダーのMediaMathにてAPAC地域のフィールドマーケティング及びマーケティングオペレーションを担当。01GROWTHでは教育サービスの開発に加え、国内外のコンサルティング業務を行う。著書に「マーケティングオペレーション(MOps)の教科書 専門チームでマーケターの生産性を上げる米国発の新常識」(MarkeZine BOOKS)と、レベニューオペレーション(RevOps)の教科書 部門間のデータ連携を図り収益を最大化する米国発の新常識(MarkeZine BOOKS)がある。

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